ガンプラからビルドダイバーズの世界を考察 智将ロンメル編
こんにちは!
今週から金曜日は考察系の記事を書いていこうと思います。
ガンプラを作っていると、その機体の特性や作り手が何を目指していたのかというのが分かる事があります。ビルドシリーズのカスタム機体は特にそれが顕著です。
それを考慮して、考察は日曜のレビュー記事と連動させる予定なのですが、暫くの間はビルドダイバーズ関連の考察に絞っていくつもりなのでまだまだ不定期更新になるかもしれません。ご了承くださいませ。
さて、第一回はレビュー記事の方でグリモアレッドベレーとティルトローターパックを紹介させて頂きましたので、第七機甲師団を率いる智将ロンメルについての考察をしていきたいと思います!
▼こちらのレビュー記事も合わせてご覧くださいませ!
そもそもロンメルとはどういう人なのか
メインキャラとはいえ、ロンメルはチャンピオンやマギーさん等のキャラクターとは違い、あまりリク達と共に行動する事の少ないキャラクターです。
では彼は一体どういう人物なのでしょうか。
その答えはガンプラの装備に強く表れていると、組んでいて強く思いました。
レッドベレーのパッケージに書かれた説明分には「バランスよりも手数、火力を最優先とした武装の大型化」と書かれているのですが、この機体の持つアサルトライフルは取り回しの良いグレネードランチャーやハンドガンを分離して装備する事ができますし、ティルトローターパックに付属された武器にしても特別大火力を目指した装備という物を持っている印象は受けられませんでした。
それどころか、この機体の武装は多目的な運用が可能であり、総じて武装面に力を強く入れたカスタムをしている印象が強かったです。
この事から察するに、ロンメルは優れた戦術家という枠に収まらず、ミリタリー方面で活躍していたビルダーである可能性があるのではないかな、と考えています。
特に気になっている所なのですが、ガンダム作品の方の興味が強かった場合、チェーンソーを装備するという発想はなかなか生まれません。
1stの頃から斧だったりサーベルだったりといった「武器」として作られた近接武器がガンダム世界では主流ですが(稀にパイルバンカーやドリルもありますが)、意外にもチェーンソーを武器として使おうという発想をした機体というのは、少なくとも私の知識の中では初めての事です。
これはロンメルが、ガンプラやモビルスーツを金属製の兵器だと明確に捉えているからこそ選んだ装備だと私は考えています。
なぜ彼のアバターは可愛いのか
続いて、ロンメルのアバターについての考察をしていきたいと思います。
先程「ミリタリー方面で活躍していた」という考察を書かせて頂いたのですが、だとすると何故可愛い路線のアバターを使っているかという所が気になってきます。
服装自体はミリタリー色の強い物ですが、アバター自体はもふもふの肉球動物です。
ミリタリー系一辺倒ならこういった物ではなく、もっと渋い感じのアバターを使っているほうが自然ですからね。(事実、フォース活動ではそういう面が強く出ています)
この疑問に関する答えとしては、ティルトローターパックの方に強く表れているんじゃないかと私は作っていて感じました。
この支援メカ、モノアイを搭載したり、バックパックに装着した時にヘッドパーツのすぐ上に見える設計にしたり等、機体での遊び心が強く現れたキットなんですよね。
ロンメルのアバターでもそういった面が表れているように感じておりまして、要するに動物アバターなのは彼の遊び心による物だと思います。
この遊び心こそが彼の柔和な性格と好んで行う作戦のハードさのバランスを保つ重要な要素であり、人望の厚さに貢献しているのかなぁ、と感じます。
ガンプラの方向性について
グリモアレッドベレーのカスタムの方向性として明確なのは、地上での走破性の高さ、装甲の追加、そして装備の拡張性の高さです。
その殆どが利便性を高めるために施されたカスタムなのですが、ここに彼がガンプラ改造をするのに何を見て作っているのかというのが見ることが出来ます。
どんなガンプラであれ、改造するのであれば何かを目的として改造を施します。
彼の場合は、主にGBNでのミッション攻略を達成する事を視野に入れているという所が強く見られる方向性であることが見て取れます。この辺、流石はフォース戦ランキング2位のフォースを率いるビルダーというだけあります。
ティルトローターパックにしても、全部キットをくみ上げた状態でも、まだ3mm穴が余っている状態になるんですよね。
彼の機体の拡張性を高めるカスタムを施す技術、このレベルの高さが伺える例だと思います。
最後に
ガンプラのキット一つ見ても、こうしてキャラクターをいくつもの視点から見ることが出来たというのは、大変面白かったです。
考察なので所詮は一人のただのファンの妄想でしかないのですが、こうして妄想を広げるというのも作品を楽しむ上では大事な事だと思いますので、次回以降の物もアニメの世界観を楽しむためのツールとして軽く読んでいただけると助かります!
それでは今回はここまでとさせて頂きます。それではまた来週!
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